
お金を借りようとする時、銀行のカードローンにした方が良いのか、消費者金融のカードローンにした方が良いのか、迷うことがあるかもしれません。
どのような違いがあるのかもよく分からないかもしれませんね。
では、どのような違いがあるのでしょうか。
●金利の違い・・銀行カードローンの方が消費者金融より、金利は低く設定されています。
銀行カードローンはそれぞれの銀行で違いはありますが、一番低いもので、年1.8%からあり、高くても14.6%までです。
ですが、消費者金融では、一番低いのは年3%で、高くて18%までです。
ですので、金利は銀行カードローンの方がずっと低いと言えましょう。
●審査時間の違い・・審査時間は、銀行カードローンの方が長くかかると言えるでしょう。
消費者金融の場合は審査の時間が短く、最短で30分です。
審査に通れば30分後には振り込まれているという早さです。
ですが、銀行カードローンは一番早くても翌日で、大体は3,4日かかります。
どうして銀行カードローンは審査に時間がかかるのかと言うと、新規の申し込み者を警視庁のデータベースに照合しなければならないという事が義務付けられているからなのです。
それは暴力団関係の人でないかどうかを確認するためなのです。
ですからとにかくすぐにも借入れしたい、と思っておられるなら、消費者金融の方が良いかもしれません。
●審査の厳しさ・・一般に銀行カードローンの方が、審査が厳しいとされています。
以前に、返済能力があまりない人にも貸しているという問題があり、それ以降は審査を厳しくしています。
一方、消費者金融の方が審査はそれ程厳しくないとされていますが、信用情報機関に確認を取りますから、それなりの厳しさはあります。
●消費者金融には総量規制が設けられている・・総量規制というのは、借りる人の年収の3分の1までしか借りる事が出来ないという、法律なのです。
以前にはそういった法律がなかったので、お金を多額に借りて多重債務に陥る人が増えたたため、借りる額の制限が設けられたのです。
ですが、銀行カードローンには総量規制が適用されないのです。
なので、場合によっては年収の3分の1以上借りれることもあるかもしれませんが、銀行独自の規制を設けている所が殆どですから、借り入れる金額は制限されています。
キャッシングカードやクレジットカードを契約する時に、必ず審査が行われることは誰もが知っていることですね。
その人に返済能力があるかどうかを見極めるために審査されます。
一度審査に通ってしまえば、もう安心と思っておられますか?実はそうとも言えないのです。
カード利用中でも定期的に審査されているのです。
その利用中に審査されることを、途上与信と言います。
途上与信によって信用のおける人とされれば、利用限度額が増えますし、また信用がおけないとみなされたら、利用限度額が下がったり、利用停止になったりすることがあります。
貸金業者やクレジットカード会社は、顧客すべてに対して定期的に途上与信を行うように義務付けられています。
ですが、限度枠いっぱいに利用している人や返済が遅れがちな人等は、途上与信をされる頻度が多くなります。
信用できない人には絶えずチェックが入るという事でしょう。
その他に、法定途上与信というのがあり、これは法律で決められているもので、2つの場合に当てはまります。
一つは、キャッシング等で1ヶ月の利用額が5万円以上で、借入れ残高が10万円以上の場合は、毎月法定途上与信を行なわなければなりません。
もう一つは、たとえその月に借入れをしていなくとも、借入れ残高が10万円以上の人は、3ヶ月に1回法廷途上与信を行なわなければならないのです。
他社からも借入れを受けている人は、注意が必要になります。
例えばA社とB社から借りている場合、A社の方の返済はきちんと毎月行われていても、B社の方がよく返済が遅れたりしていると、途上与信では信用情報機関を利用して審査しますから、きちんと払っているA社の方にも影響が出ることになります。
B社の方の返済が滞納などということになれば、A社の方もカードが利用停止になることもあります。
複数社から借りている場合は、それぞれの会社は信用情報に関しては繋がっていると思ってもいいかもしれません。
キャッシングカードやクレジットカードは、契約する時にすごく甘い会社程、途上与信が厳しいと言われています。
特に楽天カードは、1度だけ延滞しても利用停止になる事がありますし、長期に滞納してしまった場合は、強制解約になることもありますから、簡単に審査に通ったからと安心することがないようにしましょう。